塗り替えの簡単な目安は?
外壁
7~10年に一度
色褪せやカビ・藻の発生、クラック(ひび割れ)、膨れ・剥がれ、チョーキング(手で触ると白い粉が付く現象)は塗り替えのサインです。気候条件などによっても塗り替え時期は変動しますので、5年過ぎたら定期的にチェックしましょう。
屋根
5~10年に一度
雨漏り、反り、変色、コケの発生、剥がれが塗り替えのサインです。全体的な傷みはなくても、部分的な傷みが見られたら塗り替えのタイミングです。早めの塗り替えを検討しましょう。
鉄部
3~5年に一度
錆びや剥がれが塗り替えのサインです。早めの塗り替えを検討しましょう。放っておくと、錆びを除去したり、腐食した箇所は元に戻らなく大がかりな工事が必要になり高いコストがかかります。
木部
3~5年に一度
表面の剥がれ、カビ・藻の発生などが塗り替えのサインです。放っておくと腐食し、シロアリの発生の原因になりますので、早めに塗り替えましょう。
チョーキングや色あせ
ほとんどの塗膜は劣化すると粉になります。これを「チョーキング」、「白亜化(はくあか)」といいます。粉状になった塗膜は雨水などで流れ落ちて、少しずつ素地へと近づいていきます。素地に雨水が浸透していく前に塗り直すことが望ましいです。
シーリングの劣化
サイディングボード、ALCなどの継ぎ目に使われているゴム状のものは壁の緩衝材のような役目をします。
ゴムなどの弾性のものも劣化すると硬化していきますのでひび割れなどが生じます。この部分が破損すると内側には下地(木や金属)がありますので、下地を傷める前に処置が必要になります。
塗装の剥がれ 剥離
素地(素材)を守るための塗膜が剥がれると美観上は勿論、素地の傷みにつながります。
下地調整、乾燥の不足だったり、水分や不純物の混入が原因になることもあります。素地を傷めない為にも早めの塗装が必要です。
苔 コケ
現在、外壁に塗装される塗料の多くは防かびや耐水性が良いものです。あまりにひどく苔などが生じている場合は塗膜の劣化が原因とされることもあります。